4月は入園式・入学式のシーズンですね。
お子さまが保育園や幼稚園、小学校に入園・入学されるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、入園式(入学式)をビデオカメラで撮影するときのコツをお伝えします!
活躍する場面が少ない…
入園式・入学式って、保育園(幼稚園)や小学校に新しく入る子どもたちが主役のはずですよね。でも、主役の子どもたちが活躍する場面ってそれほど多くないんです。
「入園式」のプログラムの一例を見てみましょう。
- 開式のことば
- 新入園児入場
- 園長挨拶
- 新入園児紹介
- 職員紹介
- 閉会のことば
どうでしょう。このうち、子どもたちが活躍するのは「2.園児入場」と「4.園児紹介」ぐらいでしょうか。式自体も意外と早く終わってしまいます。
それもそのはず。入園式(入学式)は、子どもにとって初めて参加するイベントですから、在園児(在校生)や先生が歓迎の出し物をすることはあっても、新入園児(新入生)が何かを準備して披露するようなことは無いんです。
「子どもの晴れ舞台、成長した姿をいっぱい撮ろう!」と意気込んでいても、撮影するチャンスはそれほど多くありません。
わが子の姿をうまく撮るコツ
では、限られたチャンスの中で、わが子の姿をしっかり撮るためにはどうすればいいのか。
重要なのは、「座る場所」と「プログラムの把握」、そして「カメラの持ち方」です。
座る場所がものをいう
「知っておきたいマナー」でもお話ししますが、式が始まると保護者は席から移動して撮影することができません。それどころか、カメラをもって腕を高く伸ばしたり左右に体を動かすと、後ろの席の保護者の迷惑になってしまいます。
つまり、式の最中はほとんど身動きが取れないんです。
そこで、「座る席」がとても重要になります。
式にはなるべく早く行って、「いい席」を確保するようにしましょう。いい場所に座ることができれば、ほかの保護者に迷惑をかけることなく、落ち着いて撮影することができます。
プログラムを把握する
ただし、「いい席」と言っても、それがどこなのかは一概には言えません。
子どもたちが前方でこちら側を向いて座る姿を撮るのであれば「最前列」、保護者席の間を入場する姿を狙うのであれば「通路側」、後方で立って撮影できる場合は「最後列」というふうに、式の進行や何を中心に撮影するかによって「いい席」は変わってきます。
そこで、早く会場に着いて時間があるのであれば、プログラムと子どもの動線・座席などを園(学校)の関係者に聞いておくことをおすすめします。
そうすることで、子どもの一番いい姿を狙えるのがプログラムのどの部分で、そのためにどこに座ればいいのかが分かるからです。
カメラの持ち方
さて、映像はビデオカメラを使って撮影します。
そのビデオカメラが安定していれば、撮れる映像も安定したものになるのは当たり前ですよね。
できれば「手持ち」で
個人的には、三脚を使わずに「手持ち」で撮ることをお勧めします。今はほとんどのビデオカメラに「手ブレ補正」が付いているので、三脚を使わなくてもある程度安定した映像が撮れるんです。
さらに、三脚を使うことの最大の欠点は、「移動ができない」ということです。子どもの姿が前の席の人に重なって見えない場合、「手持ち」であれば少しカメラをずらせばその姿が見えるかもしれませんが、三脚はスムーズにずらすことができません。
また、移動する子どもを撮る場合も、三脚の扱いによっぽど慣れていないと、その姿をうまく追いかけることは簡単なことではありません。
ですから、できれば三脚は使わずに「手持ち」で撮影しましょう。
うまく撮るコツは「楽に撮る」
では、ビデオカメラをどのように扱えばうまく撮影することができるのでしょうか。
もっとも大事なことは「楽に撮る」ことです。
「ビデオカメラの正しい持ち方」や「正しい構え方」を調べてみると、実に様々なスタイルが見つかると思います。「カメラを持つ右手のわきを締め、左手で支える」であったり、「左手でモニターをもって安定させる」であったり。
正直なところ、誰にでも当てはまる「正解」はありません。
唯一、「正解」があるとすれば、「あなたが一番楽な形で」ということだと思います。いろんな持ち方を試してみて、一番筋力を必要としない=楽に持てるスタイルを見つけてみてください。
撮るときのポイント
楽に撮るためのちょっとしたコツはあります。
①グリップを締める
ビデオカメラを持つ右手のグリップのひもを強めに締めましょう。右手を開いてもカメラが落ちないようにすれば、カメラを持つために筋力を使わないで済みます。
大したことないように思えるかもしれませんが、長い時間カメラを握っているのはけっこう大変です。少しでも「楽に撮る」コツです。
②カメラを振るときは、体ごと
「カメラを振る」というのは、子どもを追いかけてビデオカメラを上下左右に動かすということです。
その場合、カメラを持つ手を動かすのではなく、手と体の位置関係はキープしながら、体を上下左右に動かすようにしましょう。それだけでも安定した動きになりますし、「楽な状態」を維持できます。
③失敗しても、あわてない
カメラワークに失敗したとしても、あわてないようにしましょう。
例えば、ズームインしすぎてしまってあわてて戻したりすると、あとでテレビの大きな画面で再生したとき、見るに堪えない映像になってしまいます。できるだけ速いカメラワークは避け、落ち着いて撮影しましょう。
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式典だけが「入園式(入学式)」じゃない
先ほども言ったように、入園式(入学式)では子どもの姿を撮るチャンスは限られています。せいぜい、「入場」と「新入園児(新入生)紹介」ぐらいで、それも座る場所によってはうまく撮影できる保証はありません。
ですが、式典だけが入園式(入学式)というわけではありません。自宅から新しい園(学校)に向かう道中であったり、あるいは前日の準備の様子なんかも、「入園式(入学式)」というイベントの一部です。
立派に成長した姿や、緊張した表情、終わった後の解放された笑顔など、式典の最中だけでなくその前後にも、一生の思い出に残る素敵なシーンがあるはずです。少しずつでもいいので、撮っておいてはいかがでしょうか。必ず、家族の大切な1ページになると思いますよ。
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まとめ
- 入園式(入学式)は、子どもが活躍するチャンスが少ない
- 会場には早めに行って「いい席」を確保
- プログラムを把握しよう
- カメラは「手持ち」で楽に撮る
- 式の前後にも素敵なシーンがいっぱい!
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