【プロが教える】手持ちでビデオを上手に撮るコツ

撮影のコツ

子どもの運動会など家族のイベントをビデオカメラで撮影したい!

でも、「ビデオカメラで撮影なんてしたことない…」「失敗しないためにはどうすればいいの?」って不安な人も多いと思います。撮るときのちょっとしたポイントを知れば、簡単に上達することができますよ!

今回は、ビデオカメラを手持ちで撮影するときのポイントをお伝えします。

手持ち撮影のメリット・デメリット

ビデオカメラで撮影するには、①手持ち②三脚などを使う、という二つの選択肢がありますね。

まずは、手持ちで撮影することのメリットデメリットを見ていきましょう。

メリット①位置を変えやすい

手持ちで撮影する最大のメリットは「簡単に位置を変えられる」ということです。

例えば子どもの運動会で、ほかの子や前列の保護者が重なってしまい、子どもの姿が見えなくなってしまったとします。「もう少し横に移動できれば、子どもを映せるのに…」

そんなとき、もしビデオカメラに三脚をつけて撮影していると、少し横にずれようとしてもなかなかスムーズにはいきません。映像はガタガタと乱れてしまいますし、手間取っていると大事なシーンを撮り逃してしまいますよね。

でも、手持ちであれば、体の重心を少しずらすだけで位置を変えることができます。子どもの姿を捉えながら撮影位置をスムーズに移動させることが可能なので、大事なシーンを撮り逃すこともありません。

メリット②自然に撮影できる

三脚は、扱いに慣れるまでにある程度時間がかかります。慣れていないと、ぎこちない映像になりがちです。

一方、「手持ち」の場合は直接手に持って撮影するので、自分の撮りたいものを本能的に撮ることができます。今のビデオカメラは優秀な「手ブレ補正」がついているものがほとんどですので、初心者の方でも撮りたい映像を比較的簡単に撮ることができます。

メリット③持ち運びがラク

手持ちで撮るということは、三脚を持たないで済みます。

人が多い場所ではけっこう大事なこと。三脚は小さいものでもある程度の重さと大きさがありますから、人混みや子どもが行き来するところではけっこう危なかったりします。

小さなビデオカメラだけ持って移動できれば、何よりも機動力が上がりますし、撮影場所にもスムーズに移動することができます

デメリット①疲れる

一方で、手持ち撮影のデメリットとしては「疲れる」ということが挙げられます。

撮影が長時間になると、ビデオカメラをずっと手に持っているのはけっこうキツいです。三脚を使わなかったことを後悔することになります。移動することが少なく、時間が長くなりそうであれば、三脚を用意したおいたほうが無難です。

デメリット②ブレる

また、手に持って撮るということは、体や腕の振動がビデオカメラに直接伝わってしまうため、映像がブレる原因になります。

でも、ビデオカメラの「手ブレ補正」の機能を使えば、映像のブレはある程度軽減されます。今の「手ブレ補正」はかなり優秀でとてもスムーズな補正をしてくれるので、実際のところほとんど気になりません。

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ビデオカメラの持ち方は?

次に、ビデオカメラの「持ち方」を見ていきましょう。

「ラクに持てる」がベスト

「ビデオカメラの持ち方」をインターネットで調べてみると、サイトによって色々なことが書いてあります。どれも言っていることはそれなりに正しいんです。じゃあ、どれを実践すればいいの?ってなりますよね。

端的に言うと、「自分が一番ラクな持ち方」がベストな持ち方だと思います。

ビデオカメラをラクに持てるということは、長時間撮影していても疲れないというメリットもありますが、「ラクに持てる」「撮影に集中できる」ということでもあります。

ビデオカメラを持つことに少しでも力を使ってしまうと、その分「何を撮るか」「どう撮るか」ということに力を注げなくなります。ラクに持てることで、撮影そのものに集中できるようになるんです。

ハンドグリップを締める

では、どうしたらビデオカメラをラクに持てるのでしょうか。

まず、私が気にしているのは「ハンドグリップ」です。

「ハンドグリップ」とは、ビデオカメラを手持ちで撮影する際に右手を通す部分。たいていの場合、どれぐらい強く締めるかを調整することができます。

私の場合、ハンドグリップに右手を通した状態で強めに締めて、手とビデオカメラを固定できるぐらいにまで調整します。手を開いても(パーの状態)、カメラが手にくっついて離れないようにするんです。

そうすることで、「カメラを持つ」ために使う力を極力少なくすることができます。

左手は液晶モニターに添える

左手は液晶モニターを支えます。

これも、安定させようと強く持つわけではなく、そっと添えるようなイメージです。親指に軽くのせるぐらいの感覚でいいかもしれません。

撮影しながらアングル(カメラの高さ)を変えたいときは、その動きに合わせて左手で液晶モニターの角度を見やすい位置に変えることもできます。

両手と身体を安定させる

そして、この「右手」「左手」「上半身」の三点を一定の距離で固定させます。

もちろん、ガチガチに固定しようとすると、そのために力が入って撮影に集中できないし疲れてしまします。そうではなく、この三点の距離をある程度一定に保つことが重要なんです。

「右手」と「左手」はカメラの液晶モニターを支えています。これに対して「上半身」が一定の距離を保つということは、モニターを見る「目線」がブレないということを意味しています。

初心者の場合、カメラを上下左右に振るときに思わず手(腕)だけでカメラを振ってしまいがちです。ですが、そうすることによって目線は液晶モニターから外れてしまい、狙ったものをうまく撮ることができません。

ですから、撮影したいものをしっかり捉えるためにも、「右手・左手・上半身の三点を一緒に動かす」というイメージが大切なんです。

手持ちで撮るときのコツ

カラダ全体を使おう

左右のカラダ半身の距離を一定に保つということは、カメラを上下左右に振るときカラダ全体を使って動かす必要があります。

と言っても、それほどカタく考える必要はありません。

カメラを腕で動かすのではなく、腰や下半身を使って動かすことを少し意識すれば、目線もブレずに安定して撮ることができるようになります。

私の場合は、腹筋や背筋を動かすことを意識しています。立って撮る場合は下半身も使ってカラダ全体でカメラを動かせば、無駄な力が腕に集中することもなく、疲れにくくもなるんです。

手ブレ補正を適度に使う

今、ほとんどの家庭用ビデオカメラには「手ブレ補正」の機能が付いています。

しかもその機能は年々進化していて、手持ち撮影による映像の「ブレ」をとても自然に補正してくれます。ですから、手持ちで撮影する場合は手ブレ補正機能を使いましょう。

また、「手ブレ補正」は多くの場合その度合を選択できます。つまり、「どれぐらい補正するか」を決められるということ。

補正の度合を「最大」にすると、例えば走っている子どもを手持ちで追いかけながら撮影しても、記録される映像は激しくブレることなくスムーズなものになります。

一方で、撮影位置を変えずに遠くの子どもを狙う場合などは注意が必要です。遠くにいる子どもを追おうとしたとき、手ブレ補正機能がそのカメラの小さな動きを「ブレ」として認識してしまい、映像の動き出しが不自然になってしまうことがあるんです。

そういう場合は、補正の度合が小さくなるように設定します。遠くのものを撮るということは、カメラ自体の動きは小さくなりますし、「最小」の補正度合を選択してもブレは充分に解消されます。

ですから、手ブレ補正の特性を理解して、シチュエーションによって最適な補正度合を選ぶことが大切です。

手持ちの長所をいかす

はじめにお話ししましたが、手持ち撮影の最大のメリットは「移動しやすい」ということ。この長所を最大限に生かしましょう。

ビデオカメラを三脚につけて撮影していると、撮影位置を少し変えたいだけでも時間がかかってしまいます。一方、手持ちであれば簡単に位置を変えることができるので、いろいろな角度から撮影しやすくなります。

横方向の変化も大事ですが、縦方向の「アングル」も変化させてみましょう。子どもを撮るときなどはカメラを目線の高さに構えて撮るのが基本ですが、ときにはカメラを地面スレスレにつけてローアングルで撮ってみたり、手を目いっぱい高く伸ばして俯瞰のアングルで撮ってみたり。

角度が変わることによって映像の印象はガラッと変わります。低い位置から撮ると、見上げる角度になるので迫力のある映像になり、人物は堂々と映ります。また、高い位置から見下ろす形で撮れば、全体がよく見渡せて状況がよく描写できるようになります。

撮る角度を変えることで映像にメリハリがつき、いろいろな表情を捉えることができます。手持ち撮影の長所である「移動しやすさ」を最大限に生かしましょう。

「もの」を使って安定した映像に

手持ちで撮影していても、まわりにある「もの」を利用することで三脚を使ったような安定した映像を撮ることができます。

例えば、近くにある壁に体を固定して撮れば、ほとんどブレのない映像になります。また、ローアングルで撮るときもカメラを地面につけたり、室内であれば机や棚にカメラを置いて即席の三脚に。

そのとき、カメラの下に挟み込んで角度を付けられる小物を持っていると便利です。カメラを地面や机などに置くだけでは、撮りたい画角になりません。カメラの前方を少し持ち上げて角度を付けることで撮りたい画角に合わせるのですが、カメラの一点が固定されていても角度を付けるために手を使うことで、微妙なブレが伝わってしまいます。撮っているときは気づきにくいですが、撮影された映像をあとで見返すと実はブレていた、ということはよくあります。

そんなときは、消しゴムでもスマホでも何でもいいので、「もの」を挟み込むことでカメラを固定するようにしましょう。ほんの少しの手間で、三脚を使っているようなしっかり固定された映像を撮ることができます。

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まとめ

ビデオカメラを手持ちで撮影するときのポイントは、「ラクに持つ」ということ。

カメラを「持つ」ことに余計な力を使わずに済めば、撮影そのものに集中することができるんです。

今回ご紹介したコツを踏まえつつ、自分が一番ラクなカメラの持ち方を見つけてみてくださいね!

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