【プロが教える】ビデオカメラで運動会を撮るコツ「その2・本番編」

スポーツを撮る

子どもが活躍する姿をビデオカメラでしっかり残しておきたい運動会

「その1」では、運動会の前日までにやっておくべき準備についてお伝えしました。

今回「その2」はいよいよ本番当日。ビデオカメラ初心者の方でも失敗しないためのコツをご紹介します。

早めに会場へ

撮影をするとき、「どこから撮るのか」ということは、とても大事です。まずは、家族の観覧する席を確保するためにも、早めに会場へ行くことをお勧めします。

プログラムの確認

朝、早く会場へ行くことのメリットは「観覧席の場所取り」だけではありません。

本番が始まるまでの時間で、あらためて運動会のプログラムを確認しましょう。

「子どもの出番が何番目のどのような演目なのか」「それぞれの演目がどのような内容なのか」、ということを把握しておけば、全体の流れをイメージできるので落ち着いて撮影することができます。

撮影場所をイメージ

また、演目によっては観覧席以外の場所で撮影したほうがいい場合があります。

例えば、「短距離走」ならゴール付近から、「大人数のパフォーマンス」なら全体が見渡せる場所から、というふうに。それぞれの演目で、どの場所から撮影するかをイメージしておきましょう。

また、学校によって違いますが、撮影場所が限定されていることもあります。どのタイミングで移動して、どの場所からどう撮るのか、を簡単でもいいのでシミュレーションしておきます。そうすることで、気持ちにも余裕をもって撮影することができます。

撮影のコツ

いよいよ運動会が始まります。

撮影するときのコツをご紹介します。

カメラの持ち方・構え方

まずはビデオカメラの持ち方・構え方についてです。

映像はビデオカメラを使って撮影します。そのビデオカメラが安定していれば、撮れる映像も安定したものになる、というのは当たり前ですよね。

できれば「手持ち」で

私はあえて、三脚を使わずに「手持ち」で撮ることをお勧めします。今はほとんどのビデオカメラに「手振れ補正」が付いているので、三脚を使わなくてもある程度安定した映像が撮れるんです。

さらに、三脚を使うことの最大の欠点は、「移動ができない」ということです。子どもの姿が他の子に重なって見えないとき、「手持ち」であれば、体ごと少しだけずらせばその姿が見えるかもしれませんが、三脚はスムーズに移動することができません。

また、三脚はよっぽど扱いに慣れていないと、うまく使いこなすことはできません。「手持ち」よりもぎこちない映像になってしまうことも多々あります。

ですから、できれば三脚は使わずに「手持ち」で撮影することをお勧めします。

うまく撮るコツは「楽に撮る」

では、ビデオカメラを「手持ち」で撮影するとき、どう扱えばいいのでしょうか?

もっとも大事なことは「楽に撮る」ことです。

「ビデオカメラの正しい持ち方」「正しい構え方」を調べてみると、実に様々なスタイルが見つかると思います。「カメラを持つ右手のわきを締め、左手で支える」であったり、「左手でモニターをもって安定させる」であったり。

正直なところ、誰にでも当てはまる「正解」はありません

唯一、「正解」があるとすれば、「あなたが一番楽な形で」ということだと思います。いろんな持ち方を試してみて、一番筋力を必要としない=楽に持てるスタイルを見つけてみてください。

撮るときのポイント

ただし、楽に撮るためのちょっとしたコツはあります。

①グリップを締める

ビデオカメラを持つ右手のグリップのひもを強めに締めましょう。手のひらを開いてもカメラが落ちないぐらいピッタリ締めれば、カメラを持つために筋力を使う必要がなくなります。

大したことないように思えるかもしれませんが、長い時間カメラを握っているのはけっこう大変です。少しでも「楽に撮る」コツです。

②カメラを振るときは、体ごと

「カメラを振る」というのは、子どもを追いかけてビデオカメラを上下左右に動かすということです。その場合、カメラを持つ手を動かすのではなく、手と体の位置関係はキープしながら、体を上下左右に動かすように意識しましょう。それだけでも安定した動きになりますし、「楽な状態」を維持できます。

③失敗しても、あわてない

カメラワークに失敗したとしても、あわてないようにしましょう。

例えば、ズームインしすぎてしまってあわてて戻したりすると、あとでテレビの大きな画面で再生したとき、見るに堪えない映像になってしまいます。できるだけ速いカメラワークは避け、落ち着いて撮影しましょう。

ズームしすぎない

さて、撮影していると、どうしても自分の子どもを中心に撮影してしまいます。

もちろん、親や家族にとって運動会の主役は「わが子」ですから、自分の子どもが出場する演目だけを撮ったり、子どもを中心に撮影するのは当然のことだと思います。

私がお勧めしたいのは、自分の子どもをアップにして撮るだけではなく、時にはまわりのクラスメイトや友達を含めた少し広めの映像も撮ってみる、ということです。

親・家族としては「わが子」だけが映っていればいいと考えるかもしれませんが、運動会が終わって、後日、「わが子」も一緒にビデオを見ることを考えてみましょう。子どもにとっては、自分だけが映っているよりも、まわりの友達と一緒に映っているほうが楽しめる、という場合もあるのではないでしょうか?

運動会の思い出は、子ども本人にとってはまわりの友達と過ごした学校生活の一部です。主役である「わが子」も楽しめる映像記録にするために、まわりの子も含めたサイズで撮ってみてはいかがでしょうか。

演目以外の表情も

プログラムに載っている演目だけが「運動会」ではありません。

本番前の子どもの様子や、昼休みに家族でお弁当を食べるシーンなど、演目以外の場面も撮っておきましょう。そこでの会話や表情が、すべていい思い出になるはずです。

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よくある失敗

続いて、運動会の撮影で失敗しないために、よく起こりがちな失敗例を見てみましょう。

子どもを見失う

特に大勢が参加するパフォーマンス演目などで起こります。みんな同じ衣装を着ていたりすると、一度見失ってしまうと二度と発見することができません。

そうならないためにも、「ズームしすぎない」ということが大事なんです。

自分の子どもを見失ってしまうのは、子どもが「画面から外れる」からです。その原因は、アップにしすぎて動きについていけなくなったときが多いと思います。パフォーマンスの急な動きにも対応できるように、ズームしすぎず余裕のあるサイズで撮影することをお勧めします。

子どもの表情を撮ろうとするとアップにしてしまいがちですが、それほど極端にアップにしなくても表情というのはわかります。見失ってしまって二度と発見できなくなるリスクがある場合は、常に画面の中にとらえられるように「ズームしすぎない」ことを意識してみてください。

逆スイッチ

「逆スイッチ」というのは、本来録画しておくべき時に録画されておらず、録画する必要がないときに録画されている、という状況です。

「まさか、そんなことが」と思われるかもしれませんが、けっこう起こることなんです。実際、プロのカメラマンでも時々やってしまうことがあります。どこかのタイミングで意図せず録画ボタンを押してしまい、それ以降、「録画」と「停止」が逆転し続けてしまいます

言うまでもありませんが、気づくのが遅れると最悪です。運動会が終わって撮った映像を見返してみると、撮影したはずの演目は何一つ映っておらず、ただ移動中の自分の足の映像がひたすら記録されているという地獄のような事態に陥ります。

そうならないためには、録画ボタンを押したときには、必ず画面に「REC」の印(赤い●などが多い)が表示されていることを確認するしかありません。撮影に夢中になっていると確認がおろそかになりがちですが、起こってしまった時のリスクを考えると、しつこいぐらいに頻繁に確認して損はありません。

バッテリー・カードの容量切れ

ビデオカメラを動かすバッテリーと、映像を記録するカード(あるいはカメラ内蔵メモリー)が足りなくなってしまうと、それ以上撮影することができません。

あわててバッテリーを充電したり、カードの中の不要な映像を消去しようとしても、そんな作業をしている間に運動会は終わってしまいます。

これを防ぐためには、「その1・準備編」でもご紹介した通り、余裕をもってバッテリーとカードを用意する、ということ以外ありません。予備のバッテリー・カードは余るぐらい多めに持っておきましょう。

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まとめ

運動会が始まるまでの準備さえしっかりできていれば、余裕をもって落ち着いた状態で本番の撮影に臨むことができます。そして、簡単ないくつかのポイントさえ押さえておけば、失敗することなく撮影できると思いますよ。

何より、撮ることだけに必死にならずに、子どもが活躍する大切なイベントを思う存分楽しんでくださいね!

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